10/7から東京ビッグサイトで
開催されていた食品開発展、
本日で終了しました。
参加されたみなさま、お疲れ様でした。
時間が許す限り各社のプレゼンを
聞いてまわりましたが、
機能性表示食品にするための
基本的なことはしっかり押さえている
発表が多かったという印象です。
機能性表示食品を作る場合の
もっとも重要ポイントは、
1、関与成分が特定できているか?
2、作用機序が分かっているか?
3、安全性が担保されているか?
そして、
4、有効性エビデンスが査読付き
論文になっているか?
大きくは、この4つを外さないことです。
先日、ビルベリーの届出(A89)を出した
八幡物産さんが、届出の撤回をしました。
ビルベリー単体では、森下仁丹さんの
撤回に続き、連続2回目。
ある意味、注目の成分になっています。
なかなか受理されなくてみんな困っている届出、
せっかく受理されたのに、なぜ撤回したのか?
理由は、システマチックレビューで採用した
論文2報のうち、「新薬と臨床」の1報が
査読付き論文ではなかったからというものです。
http://www.tsuhanshinbun.com/archive/2015/10/post-2314.html
届出受理後、ライバルや、消費者団体が、
細かく、細かくチェックしてますから、
「ゆるっと」した届出をすると、
行政は通っても、
The Wisdom of Crowds(群衆の英知?)
後で痛い目にあうという典型例です。
さて、キノウセイで盛り上がる会場で
ひろった耳寄りな情報を、またまた
お知らせします。
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【カツオでバストアップ】
昨日に続き、山口県下関の林兼(はやしかね)産業さん。
成分は同じく、
カツオの心臓の入口の筋肉(動脈球)から
抽出したカツオエラスチン。
昨日のプレゼンは、
肌の弾力性アップのエビデンスをPRしてましたが、
今回は、
「ダイエット時の女性のバストの下垂の軽減」
要は、
「やせると、おっぱいが垂れ下がるよね?」
それを防止しようというかなりユニークな内容。
http://komachi.tokyo/topics/434
世界的に見ても、林兼産業さん以外に、
こんな試験やってないのでは?
置き換えダイエットをさせつつ、
バストの「垂れ下がり」をはかるという
かなり凝った試験内容です。
結果は、垂れ下がりを軽減さるどころか、
逆に、バストアップしている人も出たという結果。
(@o@)すごい
しかも、昨日の肌弾力の試験もあるので、
ハリまで出るというすごい内容。
惜しむらくは、RCTの期間が、
8週なんですよね。
ダイエット商材を打っている方は、
クロスセル商材として販売してはどうでしょうか?
うーん、自分でやりたい、いい成分!
***
【タデスプラウトによる高血圧抑制】
続いては、またまた、ノーベル賞級の
発表を発見しました。
昨日は、サラシアの新成分で、
血管の異常収縮を予防できる
という発表を聞いて感動していましたが、
今日、見つけたのは、
福岡大学の浦野秀則教授による
「タデスプラウトで高血圧抑制」
というものです。
「タデって何?」
と思いますよね。
「蓼(タデ)食う虫も好き好き」
のタデです。
だから、普通は食べないんです。
よく刺身のつまの横に、ちょんと置いてる
赤紫色のミニもやしみたいなあれです。
浦野先生は、この「タデ」に
食塩の取り過ぎによる高血圧を
抑制する効果があることを発見したんです!
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/190494
だから、昔から、刺身の横に、
さほど美味しくもないのに、
置いてあったんですね!
すごいわー、昔の人って!
あー、バストアップ成分に目がくらんだ
自分が恥ずかしいです。
(いや、でも、バストアップ、大切です)
他にも、すぐに行けそうな成分情報を
仕入れてきましたので、
すぐに機能性表示やりたい!
という方は、ご相談ください。
10/20のセミナーでは、メルマガに書かない
とっておき成分を紹介します。
http://www.rctjapan.org/seminar/
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