「リポジショニング」
という言葉を聞いたことありますか?
マーケティング的には、
既存の自社製品やサービスを
違う売り方で広告販売していく
方法です。
たとえば、ひげ剃りの資格がある
床屋さんがリニューアルして
女性向けのシェービングサロンを
オープンしたり、
くっつきが悪い接着剤で、
ポストイットを作ったり
するようなイメージです。
医薬品の世界では、
本来の目的と違う用途で薬品を使うことを
「ドラッグ・リポジショニング」
といいます。
身近な例では、AGA発毛医薬品の
フィナステリドとミノキシジルは、
そもそも発毛用の医薬品ではなく、
前立腺肥大や血圧降下用の医薬品ですが、
薄毛改善効果を持つことが分かり、
そっちらにシフトして大ブレイク。
北里大学の美容医学の佐藤先生から
聞いた話では、
緑内障用の目薬に、まつ毛が伸びる
「ありがたい副作用」があったため、
そちらへ、ドラッグ・リポジションしてブレイク。
今は、そこに特化した「まつ毛貧毛症治療」
(そんなカテゴリーあるんですね!)の
「グラッシュビスタ」などが登場して人気なんだとか。
http://vst-beauty.jp/glashvista/consumer/pc/
まつ毛を伸ばしたい方は、北里大学へ!
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で、私がよくお客さんに言うのは、
商品開発をするときに、全く新しいものに
いきなり飛びつくのではなく、
今売っている商品をもう一度、見直してみる、
「リポジショニング」してみると、
意外といい売り方があるかもしれませんよと、
まず、今の商品の聞き取りをします。
新商品を作る気まんまんで来たのに、
出鼻くじいてゴメンナサイですが、
その方が失敗が少ないのです。
たとえば、私は、健康食品をもらったら、
寝る直前に、通常の3倍量を飲んで寝る
ことをよくします。
なぜ、3倍量かというと、
良くも、悪くも、3倍以上だと
実感値が出やすいのと、
機能性表示食品の過剰摂取基準が、
3~5倍量だからです。
また、なぜ寝る前かというと、
平常時で飲むよりも、
寝起きの方が、効果が分かりやすいからです。
たとえば、
すっぽん、納豆、クリルオイル、にんにく。
これらのサプリは、朝の目覚めが
段違いによくなるものがありました。
ですので、
これらの商品を持っている方は、
通常の「疲労回復」「滋養強壮」ではなく、
「睡眠の質の改善」にリピジショニングする
方法が考えられます。
睡眠のQOL臨床試験をして、
「睡眠の質を改善し、寝起きをすっきりさせる。」
という機能性表示食品にする方法もあります。
現代人の20%が睡眠障害だと言われていますので、
ものすごくニーズがある商品になります。
なぜ、寝覚めが良くなるのか?
それは、ある成分が効いているからです。
それは、ご相談くださいw
rctjapan81@gmail.com
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