機能性表示食品の狂乱ぶりにくらべ、
化粧品は、とても平穏な日々が続いています。
しかし、機能性表示食品のように、
エビデンスがあれば効果がうたえる
様子を見て、
化粧品でもやりたい
というお客さんの相談も多いです。
化粧品原料の性能が上がってきているのと、
海外で、メディカルコスメとして、
臨床試験が積極的に行われているからです。
TPPが実現し、
海外の高機能コスメが入ってくれば、
「機能性表示化粧品」というジャンルが
解禁されるのも、
そんなに遠くないような気がします。
さて、化粧品では、健食のように、
「健康、元気、栄養補給」以外、
何も言えないのではなく、
一般化粧品なら56の効能効果がうたえます。
http://www.rctjapan.org/pharmaceutical-law-for-cosmetic/
このうち、小じわ対策以外の55個は、
臨床試験がなくても、すぐにうたえます。
ですので、
機能性表示食品にできない商材を、
化粧品にスイッチするという、
ユニークな技があります。
たとえば、以前の例で、
口内の細菌抑制効果のある
ドリンクの場合、
健康食品にしようと思うと、
加熱処理をしないといけなので、
それによって、殺菌効果がなくなって
しまう場合があります。
そこで、ご提案したのは、
「液体ハミガキ」にしては?
というものでした。
これなら、お口くちゅくちゅ系なので、
(52)口中を浄化する(歯みがき類)
(53)口臭を防ぐ(歯みがき類)
が臨床試験なしでうたうことが可能です。
機能性表示食品になんらかの事情で
できない場合は、このように、
リポジショニング(ポジショニングを変える)
と道が開ける場合がありますので、
頭をひねってみてください。
ひねっても分からない場合は、
ご相談ください。
rctjapan81@gmail.com
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