昨日は、
企業買収 M&Aに関する
セミナーに参加してきました。
6月に医療機器の新会社を
作るにあたって、いろいろ
参考になるお話が聞けました。
講師は、日本M&Aセンターの方
https://www.nihon-ma.co.jp/
企業買収とか、全然関係ない
ように思っていましたが、
あながちそうでもないんだなと。
最近、
中小企業のM&Aが盛んなのは、
・社長の高齢化
・次期社長候補がいない
という後継者問題が
あるからだそうです。
中小企業の社長の平均年齢は、
60歳近く。
そろそろ定年、
もう働くのをやめたいからです。
面白かったのは、
会社を売りやすくするためには、
なるべく株主を増やさないこと。
なので、ストックオプションや
株式でのボーナス配当とかは、
あまりおすすめしないとのこと。
株式100%を提供できないと、
売りづらいからです。
また、
ほとんど経営に参画していないなら、
奥さんを株主にしない方がいいと。
最後の最後で、
「夫婦のかけひき」が起きてしまい、
すべて白紙になってしまう
ケースが、多々あったそうです。
そんな中で、一番ホットで、
案件が出ると、すぐに売れるのが、
「薬局」だそうです。
成約率、なんと、60%!
以下、薬局に関する
マニアックなお話を・・・
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実は、私、
薬局を作ったことがあります。
正確には、
お客さんのコンサルとして、
薬局作りのお手伝いをした
ことがあります。
「薬局」
意外と簡単にできます。
ことのきかっけは、
2014年6月12日に施行された
改正薬事法により、
医薬品のインターネット通販が
解禁されたことでした。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO54797270Z00C13A5EA2000/
「耳鳴り」サプリの通販をしていた
あるお客さんが、
薬事法規制で困っており、
何か、新しい打開策がないか?
と相談されました。
そこで、ちょうど、
楽天が裁判で買って、
医薬品通販が事実上
解禁されたタイミングだったので、
「耳鳴り」の漢方薬を
売りませんか?
と提案しました。
漢方薬には、「耳鳴り」を
効果効能としてうたえる
ものがあるんです!
やる!
となったら、必要なものは、
「薬局」です。
薬局の開設の要件は、
常駐の薬剤師
(または、登録販売者)
と
場所です。
この2点をクリアできれば、
「薬局」は作れます。
薬剤師、登録販売者は、
ハローワークに
求人票をだしたら、すぐに、
何人か候補が出てきました。
次は、場所です。
ちょうど、お客さんは、
事務所の横に、
倉庫とコールセンターが
あったので、
コールセンターと倉庫の
一部をパーテションで仕切って、
薬局とし、保健所の審査を
受けました。
わりとすんなりOK。
「耳鳴り漢方」も
そこそこ売れたようです。
上記セミナーを聞いていて、
この方法で、
M&Aを考慮した薬局を作れば、
売りやすいのね!
と思った次第です。