武田薬品工業は、今年2月に、
アメリカ、マサチューセッツの
製薬会社アリアド・ファーマシューティカルズを
6100億円(54億ドル)で買収しました。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ17I8B_X10C17A2TJC000/
そのアリアドが開発していた
肺がん治療の新薬「ALUNBRIG」が、
米国FDAから、
Breakthrough Therapy
(画期的な治療薬)
「ALK陽性転移性 非小細胞 肺がん」
の治療薬としての販売許可を受けたと
5/1に発表しました。
https://www.takeda.co.jp/news/2017/20170501_7752.html
肺がんは、男女とも
がんによる死亡原因の第1位。
肺がんは、
小細胞がんと非小細胞がん
の2つに大別されますが、
非小細胞肺がんは、
肺がんの約80~85%を占めます。
つまり、患者がめちゃくちゃ多い!
同じジャンルの医薬品は、
米国ファイザーも開発中で、
4/27 FDAからBreakthrough Therapy
の指定を受けたとリリースしましたが、
まだ、
第3相 臨床試験の被験者を
募集中の段階です。
この臨床でいい結果が出なかったら、
製品化はできませんから、
製品化には、少なくとも、
あと2~3年はかかるでしょう。
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2017/2017_05_11.html
ですので、
武田薬品の今回の発表は、
ファイザーに先んじた
素晴らしい内容ですし、
アリアド社の買収は、
(現状では…)
大正解だったと言えます。
5/1の発表を受けて、
武田薬品の株価も急伸!
5349円(5/1)→5732円(5/17)
383円アップしました。
武田の発行済み株式は、
7億9千万株ですから、
383円x約7.9億株
=3025億円
時価総額を押し上げた
計算になります。
6100億円の投資は、
格安だったと言えます。
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