【がん治療/薬機法】メラノーマではヤーボイよりもキートルーダが効く!/他社比較できない薬機法規制

2人に1人は、がんになり、

3人に1人は、がんで死亡する

という日本。

 

この数字も、実は、大いにウソですが、

それは下記、記事をご覧ください。

http://toyokeizai.net/articles/-/87744

 

 

とはいえ、身近な病=がん。

 

がん治療は、情報戦です。

 

 

先週末は、

がん治療の医師の会

 

日本先端医療臨床応用学会

 

の定例会に参加していました。

 

 

この学会は、未承認の治療法でも、

医師が患者さんの同意の基、

臨床試験をトライしてゆくという

かなりユニークな学会です。

 

怪しげな?波動治療とか、

不思議な?サプリとかも、

 

ガンガン治療に使って、

効果を出しています。

 

 

いろいろな新しい治療結果を

聞いていると、

 

頭ごなしに、

 

「そんな治療法、効果があるわけない!」

 

と言ってはいけないなと思います。

 

 

オープンマインドです!

 

 

がん治療は、情報戦です。

 

 

がん治療は、今、

 

がん治療4・0

 

の時代に突入しています。

 

 

標準的ながん治療は、

 

1、外科手術

 

2、抗がん剤(化学療法)

 

3、放射線治療

 

の3つですが、

 

そこに、

 

4、免疫療法、遺伝子治療

 

 

が加わり、

 

この4番目の治療法をどうやって

活用するのかが、大きなトレンドに

なりつつあります。

 

 

cの代名詞「オプジーボ」でさえ、

 

3年前は、そんな治療法は、

効果があるわけない!

 

と世界中の医師から言われていました。

 

 

オープンマインド!

 

 

海外の製薬情報を配信する

「Insights4 オンコロジー」

の最新情報によると

 

 

米メルク社は、

がん免疫療法の後発薬「キイトルーダ」

による治療を受けた

メラノーマ患者の生存率が、

 

ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)社の

先発薬「ヤーボイ」の生存率と比較して、

30%高かったことを発表しました。

 

メルク社はさらに治療を終了してから

約3年後の無増悪生存率に関して、

 

「キイトルーダ」は31%、

BMS社の「ヤーボイ」は14%だった

ことも明らかにしました。

 

http://pharma.insights4.jp/archives/5885

 

 

つまり、ほくろのように見える

メラノーマ(悪性黒色腫)に

関しては、

 

2015年7月に承認された「ヤーボイ」

よりも、

 

2016年9月に承認された

後発の「キートルーダ」

(BMSの「オプジーボ」と同じPD-1阻害剤)

 

の方が、よく効くよ!

 

と発表したわけです。

 

 

アメリカって、すごいですね。

 

 

ばっちり、他社比較(誹謗)して

プレスリリースしてきます。

 

 

私が思うに、メルク社は、

 

「キートルーダ」よりも先行している

BMS「オプジーボ」との比較試験もしていた

はずですが、

 

・差が出なかったか、

 

・同じPD-1阻害剤なので、

オプジーボの方が効かなかったというと、

 

「なんで?」ということになり、

説明が難しいので、

 

 

作用機序の違うヤーボイとの

比較試験結果だけ発表したのかなと。

 

 

 

ちなみに、簡単に言うと、

 

オプジーボとキートルーダは、

免疫細胞(T細胞)のPD-1という

ブレーキボタンが、がん細胞から

押されないようにする阻害剤。

 

 

ヤーボイは、同じ免疫細胞

にできるCTLA-4という

別のブレーキボタンが

免疫細胞の仲間である樹状細胞から

押されないようにする阻害剤。

 

 

似たような免疫治療薬ですが、

作用機序が全然違います。

 

 

下記、ヤーボイの動画は、

分かりやすいですが、

用語がめちゃくちゃ難しいですw

 

http://www.yervoy.jp/resource/1495606250000/yervoy/action/index.html

 

 

 

日本では、薬機法の関連法規である

適正広告基準で、

 

「他社誹謗」は禁止されているので、

 

 

日本で、他社製品との比較結果を知るには、

 

 

学会などでのプレゼンを聞くか、

 

 

弊社のようなメディアからの情報を

入手するかしか方法がありません。

 

 

大手メディア(テレビ、新聞)では、

広告代理店さんから、

 

「小野薬品(ブリストルと協業)さんから

広告出るので、お手柔らかに」

 

 

とソフトな圧力かかりますので、

 

記者も、そこは「忖度」して

ずばっと製品名での比較記事を書けません。

 

 

実際、本当かどうかのウラ取りも

難しいですし。

 

 

「Insights4 オンコロジー」

 

おすすめしますので、

 

最新のがん情報を入手してください。

 

  ↓ ↓ ↓

 

http://eepurl.com/cO8wnz

 

 

がん治療は、情報戦です。