【機能性表示食品】届出Q&A解説(4)~血圧の高め、低めの対象者の書き方

【Q&A(質疑応答集)の解説】

 

http://www.caa.go.jp/foods/pdf/foods_index_23_170929_0001.pdf

 

 

問4:

 

「当該製品が想定する主な対象者」について、

「●●を正常に保ちたい方」のように高い

又は低い値が気になる者の両者を対象とする場合は、

「高めの」又は「低めの」を記載しなくてもよいのか。

 

また、高い又は低い値が気になる者の両者を対象とし、

「高めの」又は「低めの」をあえて記載ししない場合、

記載しない旨を届出資料にどのように記載すればよいか。」

 

 

回答:

 

「高めの」又は「低めの」を

記載しなくても差し支えない。

 

ただし、

当該製品が想定する主な対象者について、

機能性の科学的根拠が得られているのか、

また、健康の維持及び増進の範囲内であるか

留意すること。

 

なお、「高めの」又は「低めの」をあえて

記載しない旨について、届出資料に記載

しなくても差し支えない。

 

 

解説:

 

この制度がスタートした時、

国民生活センターの研修会で、

消費者庁のきれいな担当女性は、

 

「「上げるか、下げるか」

はっきり書くようにしてください。

 

「高いのを下げる、低いのを上げる」

 

という両方の機能性の表記はNGです。」

 

 

と明確に言っていましたが、

その話はどこへやら。

 

 

この背景には、

 

トクホの血圧商品でさえ、

 

・血圧高めの方に適してます

 

・血圧が気になる方に適してます

 

ぐらいしか書けなかったのに、

 

 

急に、

 

「高めの血圧を下げる!」

 

なんて、

 

まるで降圧薬のような

文言が受理されて、

 

 

厚労省から、それってどうなのよ?

 

という指摘があったと聞きます。

 

 

機能性表示食品のエビデンスは、

SRでも、トクホ準拠となりましたが、

 

なんだか、はっきり書けない

トクホをやる人なんて

今さら、いないでしょうね。