【医療】風邪、インフルには抗生物質は効かない/ドローン・ウィルスが耐性をもった細菌を破壊する

なんだかんだで、

メルマガ読者も6,000名を突破

 

 

そんな読者の方の中には、

 

急激な寒波や、

 

連日のビットコインの

夜中の乱高下による寝不足で、

 

インフルエンザになった方、

多いのではないでしょうか?

 

 

私は、10月あたまに、

A型のインフルになりました。

 

聞けば、

インフルは、A型、B型、

それぞれに2種類が流行しているので、

 

期間中、最大4回、インフルエンザに

なる可能性があるそうです。

 

(C型というのもあるようですが、

症状は軽いようです)

 

http://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/file/dl/File01.pdf

 

 

 

このインフルエンザの原因は、

ウィルスです。

 

他に、

感染性胃腸炎(ノロ)、デング熱、

エボラ出血熱、

 

そして、風邪の原因もウィルスです。

 

 

このウィルスと混同されがちなのが、

バクテリアなどの細菌です。

 

 

非常に、簡単に言うと、

 

細菌は、自分で増殖できます。

 

細菌には、腸内細菌を例にすれば、

 

ビフィズス菌のような善玉菌、

 

大腸菌、ブドウ球菌のような

悪玉菌があるように、

 

いい菌も、悪い菌もあります。

 

 

「サルモネラ菌による食中毒」、

「ピロリ菌による胃炎」は、

細菌による病気です。

 

 

細菌には、抗生物質が、効果を発揮します。

 

梅毒の菌には、

ペニシリンが効くことが有名です。

 

 

一方、ウィルスは、自己増殖できません。

寄生する細胞がないと生きていけません。

 

ですから、寄生虫みたいなものです。

 

このウィルスには、抗生物質は効きません。

 

 

 

ですので、

「風邪ですね」

とお医者さんから言われたのに、

抗生物質が処方されたら

 

「なんで?」

 

と聞かないといけません。

 

 

風邪やインフルエンザは、

ウイルスによる病気なので、

細菌用の抗生物質は効かないからです。

 

 

「気休め」に抗生物質を処方する

お医者さんが多いようですが、

 

これがヤバイです。

 

 

話、長くなりますが、ここからが本題です。

 

 

抗生物質を取りすぎると、

細菌が、「耐性」を持ってしまいます。

 

要は、細菌が「攻撃慣れ」してしまい、

薬が効かなくなってしまうのです。

 

また、

抗生物質=抗菌薬なので、

善玉菌も殺してしまうのも問題です。

 

 

 

例えば、ピロリ菌の除去。

 

1回目の抗生物質で、70%が除菌できます。

 

除菌できなかった30%は、

1回目の抗生物質で、95%が除菌できます。

 

残り5%(全体の1.5%)は、

3次除菌が必要となります。

 

 

私は、2回目でかろうじて、

ピロリが除菌できましたが、

1回目で除菌できなかった時は、

少々焦りました。

 

 

1回目で、除菌できない人が

増えているそうです。

 

 

その原因は、

ピロリ菌除去にも使われる

「クラリスロマイシン」

などの抗生物質が、

 

効果のない風邪などで

安易に処方されてしまい、

耐性をもつピロリ菌が増えている

からでは?

 

と言われいます。

 

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO83942860U5A300C1000000

 

 

そんな耐性を持った細菌をやつける、

しかも、他の細菌には無害な

 

「善玉ウィルス」

 

が開発されたそうです。

 

 

イギリスの大学UCLと

国立物理学研究所(NPL)は、

 

自分よりも大きなバクテリア菌の

表面に付着するとその細胞膜を

破壊してしまう「人工ウィルス」の

合成に成功したそうです。

 

 

その名も、「ドローン・ウィルス」

(流行に乗っかるなー)

 

http://www.ucl.ac.uk/news/news-articles/0118/230118-synthetic-virus

 

 

この「ドローン・ウィルス」が普及すれば、

抗生物質に変わる存在になり、

さらに、耐性菌の破壊も

可能になるかもしれません。

 

 

注目です!