【マラリア】ビル・ゲイツが取り組むマラリア対策とは?2分に1人の子供が死んでいる現実

4/28(土)からGW!

 

みんさなんは、どちらへ?

 

長い方は、9連休

という方もいるでしょう。

 

これからの季節、

外出時に注意を要するのが、

 

「蚊」です。

 

 

蚊が相撲取りになって、

大名と相撲を取るという

狂言の「蚊相撲」が見られると聞き、

 

4/25、上智大学で開催された

世界マラリアデーのイベントに参加しました。

 

 

マラリア?

 

うーん、蚊で感染する伝染病?

 

 

がん治療の最新ニュースは、詳しいのですが、

マラリアは、ほとんど知識がありませんでした。

 

 

WHOは、SDGs(持続可能な開発目標)として

2030年までにエイズ、結核、マラリアの根絶を宣言

 

 

マラリア死亡者をゼロにしるために

ZEROマラリア2030

というキャンペーンが動いているそうです。

 

 

なんと、1年間に、

 

マラリアに感染する人は、2億人!

 

死亡する人は、42万人!

 

 

毎日 1,150人がマラリアで

死んでいるんだ計算。

 

 

そんなにすごい病気なんですね。

 

 

でも、がんの死者は、

世界で、880万人

日本は、37万人

 

それと比べると、

42万人の死者は、

 

少ないと言えば少ないですが、

これには、

もう少し詳しい情報が必要です。

 

 

マラリアは、蚊を媒介にして

感染するマラリア寄生虫による病気で、

治療が遅れれば、死にいたります。

 

細菌でも、ウィルスでもありません。

 

 

古くは、平清盛もマラリアで死んだのでは?

と言われていますし、

 

東南アジアで戦っていた日本兵は、

かなりの数、マラリアで死んでいましたが、

 

現在の日本では、ほぼ根絶されている病気です。

 

 

蚊による病気としては、最近では、

デング熱で、大騒ぎになりましたが、

 

マラリア?まだ、あるの?

 

思ってしまいますよね。

 

 

日本では、

アフリカなど渡航した旅行者が、

マラリアに感染するケースが

まれにあるらしく、

 

マラリアの症状を見たことがない

若いお医者さんのところに行くと、

 

手当てが遅れてしまい、

年に2-3人の死亡例があるそうです。

 

 

そんなレアな病気なので、日本では、

マラリアに全く意識が向いていないのですが、

 

世界の反応は、全然違います。

 

 

マラリア根絶のために、2015年、

WHOが拠出した資金は、年3000億円。

 

うち、トップは、

 

アメリカ、1050億円!

 

国民の税金から出しているわけですから、

やっぱり、アメリカは偉大!

 

イギリス、480億円。

(アフリカ、アジアを散々に

 食い物にした罪滅ぼし?)

 

フランス、ドイツ、日本、

カナダ、EUなどで、計300億円

 

マイクロソフト創業者のビル・ゲーツは、

個人で、なんと35億円支援。

 

しかも毎年!

 

Officeちゃんと買って使います!

 

 

根絶に必要な資金は、今後、

10兆円が必要と試算されています。

 

 

マラリアの何がそんなに問題なのか?

 

 

マラリアで死亡する42万人の70%が、

アフリカに住む子供

 

しかも、4歳以下の幼児なのです。

 

死者のほとんどが、

高齢者であるガンに比べ、

 

マラリアの死者のほとんどが、

幼児であることが問題とされる理由です。

 

 

日々、2分に1人の子供が、

マラリアで死んでいるそうです。

 

戦争やテロも問題ですが、

マラリアは、蚊による

サイレント・ウォーと言えます。

 

 

このまま、マラリアをほっておくと、

アフリカから人がいなくなってしまうわけです。

 

 

そう聞くと、ヤバイかも、と思います。

 

 

富める先進国の高齢者を蝕むガン

 

貧しい後進国の子供を奪うマラリア

 

という構図です。

 

 

どうすれば、マラリアをなくせるか?

 

 

簡単に書くと、以下の支援が必要です。

 

蚊の発生の抑止は、トイレ、上下水道の整備。

 

蚊の活動を抑制する、扇風機、エアコンが

使える電気設備の充実。

 

そして、蚊帳、殺虫剤の普及。

 

 

マラリアの治療には、

素早いマラリア診断検査方法、

抗マラリア薬の開発。

 

 

さらに、ビル・ゲーツは、

蚊が、成虫にならないように、

遺伝子組み換えができないかを

研究中とか。

 

 

これから、蚊に刺されたら、

マラリア対策を考えましょう。