【機能性表示食品】Dナンバー イチョウ葉の商品名変更の理由/検定講座9月期募集開始

日曜日、父の日。

 

一人オフィスで、7月スタートする

機能性表示食品検定の中級コースの

動画用パワポを作成しています。

 

検定講座では、

動画収録、配信用に、ZOOMという

システムを利用していますが、

 

画質、音質とも、申し分なく、

 

ビデオで撮影して、

mp4にコンバージョンして、

Youtubeにアップして、

 

という一連の大変な作業がなくなり、

しかも、クォリティが高い!

 

もとテレビ屋、ラジオ屋としては、

脅威のITシステムです。

 

 

9月スタートの募集も開始していますので、

お申し込みお待ちしています。

 

https://www.kinoken.org/seminar/

 

 

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さて、

検定講座 中級コースでは、

具体的な届出資料作成時の

注意点を説明するのですが、

 

最新、Dナンバーの届出を見ていて、

面白いことを発見しました!

 

それは、D7 ダイドードリンコさんの

イチョウ葉+GABAの「記憶プロ」です。

 

https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=41711300190103

 

 

イチョウ葉由来フラボノイド配糖体・・・28.8mg

イチョウ葉由来テルペンラクトン・・・7.2mg

GABA・・・28mg

 

「イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、

イチョウ葉由来テルペンラクトンには

 

加齢によって低下した脳の血流を改善し、

 

認知機能の一部である記憶力

(日常生活で見聞きした言葉や図形などを覚え、思い出す力)

を維持することが報告されています。

 

GABAには事務的作業による一時的な心理的ストレスを

緩和する機能があることが報告されています。」

 

 

イチョウ葉のSRとGABAのSR、

それぞれ、別々の原料メーカーさんから

提供されたものを合体させているため、

様式5の添付は、69ページの大作です。

 

 

届出担当者さんは、大変だったと思います。

ご苦労様です。

 

 

私が、「おや?」と思ったのは、

 

 

様式3です。

 

ここは、製造と関与成分分析に関する

書類を届出するのですが、

 

今年の3/28から、

 

「関与成分の分析方法」を公開

しないといけなくなりました。

 

 

その公開ファイルを見ると、

 

商品名が「健脳活」とあります。

 

届出していた商品名は、「記憶プロ」でした。

 

 

普通に考えると、

 

「健脳活」で届出したが、不備指摘を受けて、

「記憶プロ」に変えたのかなと思われます。

 

食品分析センターは、数千円を払えば、

商品名を変更した書類を再発行してくれますが、

 

なかなかめんどくさいのと、

時間がかかるので、

 

「健脳活」と「記憶プロ」は同一である旨の

書類を添付するパターンを取っています。

 

 

では、

なぜ「健脳活」がNGで、

「記憶プロ」 になったのかと予想すると・・・

 

 

イチョウ葉のSRのアウトカムは、

「記憶力の改善」です。

 

「記憶力の改善」は、

「すべての脳機能の健康増進でない」

 

ゆえに、NG。

 

という理由かな?と想像します。

 

 

ちなみに、

「ひらめきイチョウ葉」という商品名も

 

「ひらめき」は、New Ideaであって、

記憶とは違うという理由(たぶん)で、

NGになったことがあります。

 

 

「記憶力」のかっこ内の表現に関しても、

審査官の変更にともない、

 

「すべての記憶力」に見えるとNGとなり、

 

 

以前OKだった、

 

「見たり聞いたりした内容を覚え、思い出す力」

では、NG。

 

 

より具体的な

 

「日常生活で見聞きした言葉や図形

などを覚え、思い出す力」

 

というように、様式V-11に書かれている

評価指標で有意差がついているものを書く

ように促されます。

 

 

届出の精度が、求められる昨今です。

 

 

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機能性表示食品検定講座

9月スタート期の募集開始!

 

https://www.kinoken.org/seminar/