【染色体】コエンザイムQ10はダウン症を減らす?

6/24日曜日のアメリカNYです。

 

街を散策していると、妙に、

 

短パン、タンクトップ、短髪、ヒゲの

ゲイカップルが多く、

 

なんでだろう?

 

と思ったら、

 

 

ゲイパレード、

NYシティー・プライドの参加者でした。

日本の東京レインボープライドのNY版?

 

皆んな明るくて、自由だな~という感じです。

 

http://top.tsite.jp/news/travel/o/40214613/index

 

 

 

参加していた

コエンザイムQ10学会 ICQAも、

自由だな~という感じで、

 

発表するドクター達は、

皆んなラフな格好で、

まるで大学時代のゼミみたいです。

 

 

スーツにネクタイというスタイルの多い、

日本のスノビッシュな医学系学会とは、

かなり雰囲気が違いました。

 

 

 

学会は、朝830スタート!早!

 

 

 

 

チンチンという制限時間を知らせる

鐘も鳴らさず、

皆さん、好きなだけ発表されています。

 

当然、時間は押せ押せ。

 

 

聴いている先生方も、熱心で、

ガンガン質問します。

 

終了は、なんだかんだで、20時。

それから、ディナー!

 

皆んなタフです!

 

 

コエンザイムQ10(Co-Q10)に関する

様々な発表がありましたが、

 

 

Co-Q100が関与する

ミトコンドリアに関する研究発表が多く、

 

 

ミトコンドリア学会?

 

と思うほど、

ミトコンドリア関連の発表ばかり。

 

 

 

ちなみに、ミトコンドリアは、

 

英語で、mitochondria

 

「マイトコンドリア」と発音します。

 

 

ミトコンドリア内でATPという

エネルギーを生み出すCo-Q10は、

 

 

アンチエイジング、

肉体的、心的疲労回復や

CVD(心血管疾患)へ効果がある

との研究発表もありました。

 

 

中には、

 

湾岸戦争で精神や肉体を病んだ兵士の

Co-Q10治療の臨床研究

 

というアメリカらしいものまでありました。

 

 

今回、日本の先生たちからも

いくつか発表がありました。

 

 

信州大学の樋口先生からは、

 

マウスとヒト細胞における

Co-Q10によるアンチエイジング効果の研究

 

 

 

神戸、理化学研究所の渡辺先生からは、

 

還元型Co-Q10サプリによる

疲労、睡眠の改善のヒト臨床結果

 

 

 

神奈川、鶴見大学の斎藤先生からは、

 

還元型Co-Q10入りグミによる

中高年のドライマウス改善

のヒト臨床結果(論文発表前)

 

 

 

愛媛県ちいき進かがくの木下先生からは、

 

還元型Co-Q10サプリの長期摂取による

認知機能改善のヒト臨床結果

 

 

 

熊本、玉名病院の赤木先生からは、

 

末期ガン患者の腫瘍マーカーと

血中Co-Q10量の相関関係の臨床結果

 

 

などなどが発表されました。

(一部です)

 

機能性表示食品やがん治療の研究を

している私としては、

 

おーっと思う発表が多くありました。

 

 

 

そんな多くの発表の中でも、

個人的に、一番興味を引かれたのは、

 

カナダ・トロント大学のキャスパー先生の

 

Co-Q10による

21トリソミー・リスク軽減

 

を示唆した発表でした。

 

 

以下、私のつたない英語ヒアリングと

知識での解釈なので、誤解があったら、

ご容赦ください。

 

(詳しくは、キャスパー先生へ!)

 

 

21番目の染色体が重複し、

3つになっている異常が、

21トリソミーですが、

 

この赤ちゃんは、

ダウン症を発症します。

 

 

女性の40歳を過ぎての妊娠では、

 

21トリソミーの発症リスクは、

2倍になるそうです。

 

 

その原因は、

老化した卵母細胞では、

 

受精卵の初期分裂時おける

ミトコンドリア中DNAの変異が

正常にできないからではないか?

 

とキャスパー先生は、推察しています。

 

 

キャスパー先生によると

妊娠の超初期の卵母細胞の

ミトコンドリアDNA(mtDNA)は、

 

普通の細胞核内DNAの17倍以上で

突然変異をするとのこと。

 

ネズミの実験では、

加齢による卵母細胞の質および量の減少は、

CoQ10の投与によって逆転する可能性がある。

 

ということを説明されていました。

 

下記論文が、お話の内容かなと。

 

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26111777

 

 

私は、

 

卵母細胞内のmtDNA自体が

なんなのか、さっぱり分からないので、

かなり大雑把な理解ですが、

 

 

これからすると、

 

高齢妊娠の超初期(妊娠前から)に、

コエンザイムQ10を摂取すると、

 

卵母細胞のmtDNA分裂をスムーズにし、

 

染色体異常を減せるるかも・・・

 

と推理できます。

 

 

今後、

出生前診断(染色体検査‎)などとからんだ、

研究が進むといいなと思いました。