まだまだ蒸し暑い東京ですが、
今日(9/9)は、日本臨床カンナビノイド学会
に参加しています。
WHO、WADAが肯定的な発表をし、
10月にカナダでは全面解禁される
大麻CBDに関する新しい研究発表が
聞けるのではないかと楽しみにしています。
CBDの機能性表示食品の登場も
そう遠くない将来に実現しそうなので、
使えそうなRCT論文の収集をしています。
名古屋の「メイヂ食品」さんも
CBDオイルで届出されました。
(チャレンジャー!)
https://kenkoutaima.jp/
学会のご報告は、また次回。
***
さて、先日、野菜の「トマト」が
ついに、機能性表示食品になりました。
てっきり、関与成分は「リコピン」だと
思っていましたが、なんと、
GABA!
「血圧高めの方の血圧を下げる」
という機能性で受理されました。
カゴメさんのSRは、既存届出したSRをベースに、
下記の方が作業担当したと書かれています。
社内担当者 A (カゴメ(株) 井上拓郎):修士(農学)
スクリーニング、質評価、構造化抄録の作成
社内担当者 B (カゴメ(株) 佐々木恵理加):修士(農学)
スクリーニング、質評価、構造化抄録の作成
社内担当者 C (カゴメ(株) 相澤宏一):博士(薬学)
スクリーニング、質評価、本文執筆、総括
社内担当者 D (カゴメ(株) 矢嶋信浩):博士(理学)
本文監修、総括
外部協力者 E (東洋大学 吉崎貴大):
博士(食品栄養学) 質評価、メタ分析
外部協力者 F (東邦大学 眞喜志まり):
図書館司書(医学・薬学・看護学分野) 文献検索
外部協力者 G (東京農業大学 上岡洋晴):
博士(身体教育学) 全体の監修
と、かなり具体的に個人名を記載。
図書館司書さんも、文献検索で協力され、
18報の論文を採用、
10本のメタアナリシスも実施し、
76ページに及ぶ大作SRです。
TファームいしいさんのSRは、
徳島県「食品の機能性に関する科学的根拠整備業務」
を受託したタキイ種苗が外注、
株式会社インテリム及び
一般社団法人国際医学情報センターの4名が実施。
13報の論文を採用。
余談ですが、
様式V-4のSR実施者に個人名を書いていると
初期の届出では、
「個人名はマスキングせよ」
と不備指摘を受けるケースがありましたが、
今は緩和されているようです。
弊社でも、
GABAの血圧SRは作成したことがありますが、
使える論文は、ほぼ同じような結果になります。
トマトが機能性表示食品になったことは、
非常に喜ばしいのですが、
疑問を感じるのは、
「リコピン」の立場です。
今、既届出の「エキス」類に関して、
例えば、
イチョウ葉エキスの機能性関与成分は、
フラボノイド配糖体、テルペンラクトン
の2つですが、
その2つ以外の成分に機能性がないことを
説明せよという不備指摘が頻発していますが、
それに対応する分画実験などが難しく、
難儀な状態が続いています。
そんな不備指摘があるなか、
トマトは、GABAで機能性表示食品になりました。
では、その他の成分
「リコピン」や「ビタミン」などの
機能性はないのでしょうか?
カゴメさんのVII-1の作用機序は、
SRと打って変わって、わずか7行。
トマトに含まれるその他成分の
非機能性については、
当たり前ですが、触れていません。
明らかに、
イチョウ葉などのエキス類に対する
特別なバイアスを感じざるを得ません。
生鮮は、農水省からの強い圧力もあり、
機能性表示食品において
特別扱いされるので、
これからは、生鮮の機能性表示食品が
狙い目かと思いますので、
是非、ご相談ください。
*****
世界初?のミトコンドリア マンガ
「みとちゃん」連載開始!
第1話は、「知名度を上げたいの!」
https://www.rctjapan.org/
*****
機能性表示食品検定
第2期生スタートしました。
第1期生は、
今週末、最終の上級の検定試験です。
上級の試験問題は、ネットで回答する
選択式20問と記述式の2つが課題です。
そして、その最終試験の
記述式の問題を公開します!
https://www.kinoken.org/seminar/
試験問題は、
「機能性表示食品の製品企画書」
この製品企画書は、社内提案資料の
テンプレートとしても使えますので、
検定講座を受ていけない方も、
PDFをダウンロードして、ご活用ください。
*****
初回100万円のミニ臨床試験
SFT(Smart Function Trial)に
多くのお問合せをいただいています。
軽く、さくっと効果測定をしたい。
どんな被験者なら効果がでるのかを
見極めたい。
しかも、低価格で。
そんなニーズに対応するのが、
SFT=Smart Function Trial
です。
弊社コンサルのお客さまなら、
初回お試し価格100万円で、
ミニ臨床試験ができます。
詳しい資料のご請求は
rctjapan81@gmail.com
*****
Pubmed新着論文通知システム
(β版を無料公開中)
https://www.kinoken.org/paper-notification/