がん免疫治療薬のオプジーボの
副作用で死者が出た
との記事が流れました。
でも、たった1人。
ご存知の方も多いでしょうが、
2003年に発売された
肺がん薬「イレッサ」は、
半年で、200人近くが間質性肺炎で死亡し、
社会問題になりました。
それに比べれば、全然、少ないといえます。
また、
通常の抗がん剤は、髪の毛が抜ける、
嘔吐などの副作用が続き、
がんは治っても、免疫力が下がり、
感染症で亡くなる方も多いので、
抗がん剤の副作用で死亡している人数は
分かりません。
(ご存知の方教えてください)
そんな抗がん剤の副作用「脱毛」を
抑制する医療機器が承認されました。
製品名は、
「パックスマン・スカルプ・
クーリング・システム」
(センチュリーメディカル)
頭にかぶるキャップに
マイナス4度ほどの冷却液を流し、
頭皮を冷やす。
まさに「頭を冷やせ!」
血管を縮め、毛包という場所に届く
抗がん剤の量を減らすことで、
脱毛抑制効果があるそうです。
乳がん患者を対象にした国内の治験では、
26.7%が、
「50%未満の脱毛でウィッグを必要としない」
と診断され、
パックスマンを使わなかった患者では、
脱毛抑制効果認められず、
今回は乳がんを含む固形がん患者に
使うことが承認された。
すごいですね。
乳がんの女性では、がんそのものよりも、
脱毛と乳房の切除が、精神的に、
大きなショックですから、
たとえ、30%以下の効果でも、
こういう機械の承認は、素晴らしいと思います。
7月ごろから医療機関で使えるようになる
見込みだそうです。
ゆくゆくは、
副作用で、髪の毛が生える抗がん剤
とかが生まれないものかと期待します。