【雑記】玉音放送と映画「日本のいちばん長い日」

戦後70年ということで、終戦検証ものの
書籍、雑誌、テレビ、映画が多数でてきていますが、

そんな中で、おすすめしたいのが、
今週末公開の映画「日本のいちばん長い日」です。

http://nihon-ichi.jp/


8/15の玉音放送(降伏を発表する天皇の放送)
をめぐる軍部と内閣の衝突や、

玉音放送の録音(テープレコーダーはまだなかったので、
レコードをいきなり直接削る!)の様子、

玉音放送をやめさせる(戦争継続の)ため、
皇居を占拠する陸軍の若手将校による
クーデーターなど、

あまり知られていないことが多く描かれています。


天皇の命で、戦争しているのに、皇居を占拠する
陸軍将校って、よく考えると本末転倒ではないのか?
と思ってしまいます。


玉音放送を読む昭和天皇は、元木雅弘。
(「おくりびと」のモックンです)

暴走する陸軍をどうにかまとめようとする
陸軍大臣の阿南惟幾(あなみこれちか)に
役所広司。

クーデターを起こす青年将校に、松坂桃李。
けっこう、キレキレで怖いくらいです。


などなど、素晴らしい演技のキャストばかりです。


先日、宮内庁からも、その玉音放送が録音された
レコード盤と御前会議をしていた皇居内の防空壕
も公開され、

「あ、映画ででてたのはこれなんだ」と
分かるはずです。


78歳になった義父に、「玉音放送を聞いて、
意味分かったのか?」と聞きましたが、

「さっぱり意味が分からなかったし、
疎開先の秋田の農家の人たちばかりなので、
大人もちんぷんかんぷんみたいだった。」

とのことでした。


あまりビジネスと関係ありませんが、
時節柄、メールしたためさせていただきました。


余談ですが、
玉音放送を守る侍従役に私の知人の若手狂言師、
大藏基誠(もとなり)さんも出ていますので、
ご注目ください。