【機能性表示食品】疑義を申し立てる消費者団体の真意は?

先日、データマックス主催の
「疑義情報に振り回される機能性表示食品事情」
というセミナーに参加してまりました。

この中で、みなさんが一番気にしていたのが、
2つの消費社団体の疑義申し立て情報です。


ひとつは、FOCOMネット
http://www.foocom.net/

もひとつは、食の安全・監視市民委員会
http://www.fswatch.org/

この2つです。


届出されている商品に関して、かなり厳しい
レビューをされており、「なるほど!」と
感心する内容です。


ただ、共通する疑義の出し方は、あくまで、
企業が出した書類を見て、

「こういう書き方だとおかしい」
「このエビデンスでは弱い」
「この程度では、安全性で担保できない」

というもので、独自に調べて反証している
ものではありません。


高校時代の通信講座の添削を思いだすような、
細かい指摘も多いです。


こういう疑義を参考にして、届出の質を高めることは、
大切ですので、萎縮することなく、どんどん
新商品を出していただければと思います。


一方で、今、本当に問題にすべきは、
届出すらせずに、

いまだに、

「ふしぶしの健康維持に」

「サラサラ成分配合」

「花粉の季節が気になる方へ」

「毎朝すっきり、どっさり」

「物忘れが多くなった方へ」

「燃える力をサポート」

という薬事回避コピーだけで、
商売をしている会社ではないでしょうか?


機能性表示食品に関しては、

「とりあえず様子見」

と言っている企業です。



ちゃんと研究調査をして、
レポートを出した生徒は、
他の生徒の前で、つるし上げの詰問をし、

レポートを出していない生徒は、
「ほったらかし」というのは、

本来の消費者保護の観点から、
いかがなものかと思います。


私的に「これは素晴らしい!」と思ったのは、

NPO食の安全と安心を科学する会(SFSS)
が発表している下記評価レポートです。

http://www.nposfss.com/data/forum11_data0803.pdf


独自に、データベース調査を行い、
すべての届出商品に関して、
再度、機能性の評価を下していることです。

これによると、現状の67商品は、
すべて「○」となっています。

正しい科学的アプローチだと思います。

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