【機能性表示食品】生鮮食品で初の届出受理。三ケ日みかん、大豆もやし。重要な啓蒙広告

機能性表示食品の届出受理、
しばらく止まっていましたが、

本日(9/8)、4商品が追加され、
計82商品となりました。


・三ヶ日町農業協同組合「三ヶ日みかん」
 β-クリプトキサンチンで、骨の健康維持


・サラダコスモ「大豆イソフラボン子大豆もやし」
 大豆イソフラボンで、骨の健康維持


・東洋新薬「メディコレス」
 松樹皮由来プロシアニジンで、コレステロール低下


・日清オイリオグループ「日清健康オイル アマニプラス」
 α-リノレン酸で、血圧抑制


注目は、「三ケ日みかん」と「大豆もやし」の
2つの生鮮食品が登場したことです。


機能性表示食品制度は、生鮮食品でもOK!

というのが注目の制度ですが、

なかなか、肝心の商品が出てこなかったのですが、
満を持しての登場です。


ともに、機能性は「骨の健康維持」です。


本音から言えば、

「骨粗しょう症予防」

を訴求したかったのでしょう。


しかし、機能性表示食品では、

病者領域の「骨粗しょう症予防」は表現NGなので、

「骨の健康維持」ぐらいの
ほどほどの表現になっているのでしょう。

これだと、カルシウムと同じでインパクトがありません。


感覚的に、みかんともやしが、
「骨粗しょう症予防」に効果がある

というイメージはあまりないと思うので、

今後の広告による啓蒙活動をどう組むかが、
重要となります。


つまり、パッケージにいくら

「骨の健康に役立つ!」

と書いても売れないということです。


「骨の健康維持」は、なんとなく、

子供用?カルシウム?

みたいなイメージがともないます。


老人の「骨粗しょう症予防」を
うたうためには、どうしたらいいでしょうか?


参考になるのは、
カルピスさんの「年齢ペプチド」の広告展開です。


カルピスさんは、

「ラクトトリペプチド」(VPP、IPP)3.4mgを関与成分として、

アミールWATERという商品で、

「血圧が高めの方に適した機能がある」

と機能性表示届をしています。

http://www.calpis.co.jp/products/functional/ameelwater15.html


しかし、カルピスさんのWEB展開では、

これら「ラクトトリペプチド」を
「年齢ペプチド」と言い換えて、

血管年齢の若返り、

動脈硬化予防

などを訴求しています。

http://calpis-kenko.jp/nenrei/


つまり、機能性表示食品や一般健食では、
訴求できない踏み込んだ表現を
研究サイトのような形で、PRしているのです。

動脈硬化でキーワード検索
 ↓
年齢ペプチドサイト
 ↓
ラクトトリペプチドを学ぶ
 ↓
ラクトトリペプチドを含む
機能性表示食品、一般健食の購入


という流れになります。


病気の症状である「動脈硬化」は広告できないので、

その周辺サイトで教育、啓蒙して、
販売LPへ流し込むという戦略です。



これは、私が提唱する、WEBマーケ手法の
「プロダクトローンチ」と同じコンセプトですが、

これに、Youtubeとステップメールを組みを合わせた
本当の「プロダクトローンチ」を実施すれば、
10%以上のコンバージョンが望めるでしょう。


次回、機能性表示食品のセミナーでは、
そんな爆発力のある広告展開についてもお話しつつ、

人気の関与成分、ヒアルロン酸NAについても学びます。


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【10/20 関与成分セミナー
~ヒアルロン酸NAとキユーピーの戦略~】

http://www.rctjapan.org/seminar/