
VWのC02不正を伝えるニュースの上に、
同グループの「ハイブリッドAUDI」の広告が (-_ -;
シュールです。
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フォルクスワーゲングループの不正が拡大し、泥沼状態です。
当初(9/22)、「ディーゼルエンジン車の排ガス試験において、
NOx(窒素酸化物)の量を実際よりも少なく見せるために、
違法なソフトウェアを使用していた。
対象車は、中型車を中心に、1100万台になる。」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM22H5Y_S5A920C1FF2000/
と発表し、責任をとって、ヴィンター・コーンCEOが辞任しました。
(退職金は、80億円と言われています!)
しかし、11/2、米環境保護局(EPA)が、VWに対し、
より大型の3.0リッターエンジンのディーゼル車にも
NOx排出規制を逃れるソフトウェアが搭載されていた
と指摘しました。
同社はこれを否定していますが、販売を停止する措置を
とっています。
http://www.asahi.com/articles/ASHC54DJ8HC5UHBI014.html
さらに、VWは、
「11/3、今度は排ガス中のCO2(二酸化炭素)の
量を示すデータも、不正に操作していた。」
と発表しました。
11/13、フォルクスワーゲングループは、
この問題に関する最新の調査結果を公表。
「対象となる80万台のうち、
およそ43万台が最新の2016年モデル」と発表しました。
Noxの1100万台のNox不正車に比べれば、
もはやたいしたことない数字に見えますね。
日本のマンションの杭打ち不正と同じように、
どんどん出てきます。
ここにきて、俄然、VWにラブコールをしているのが、
中国です。
中国政府系機関が、VWの長期支援を表明しました。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM29H86_Z21C15A0FF1000/
中国の民族系自動車メーカーは、お世辞にも成功している
とはいえないので、VWを手に入れたいと思うでしょう。
もしも、VWの支援で、VWの株を中国が得た場合、
VW=中国の会社になる可能性があります。
さすがに、ドイツは、完全は手放さないと思いますが、
難民問題をかかえ、経済的に厳しいドイツの窮状を考えれば、
その可能性はゼロではありません。
あまり環境問題意識のない中国ですから、
今回の不正問題も、なんらの影響もないらしく、
9月、10月は、むしろ売上が増えているそうです。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDX12H1A_S5A111C1FFE000/
なんだかな、という感じです。
VWは、VolksWagen=「国民の車」の意味ですが、
「人民の車」になる日も近いのでしょうか?
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