【機能性表示食品】LINE上場の成否/届出様式5だけじゃない!消費者庁審査官の届出の見方

LINE使ってますか?

 

 

私は、

しょっちゅう連絡が来て鬱陶しいので、

 

今は、ほとんど使っていません。

 

 

そのLINEが、来月7/15に、

東証一部とNYに同時に上場します。

 

 

今更?の感があります。

 

 

上場は、株取引をしない方には、

よく分からない制度かもしれませんが、

 

 

今まで、

 

出資者や経営者でしか持てなかった

その会社の株(権利)を

一般の人でも買えるようになり、

 

利息のような配当を受け取ったり、

商品の割引券をもらったり、

転売して儲けたり、

買い占めて、経営に参画したり

 

できるようになる仕組みです。

 

 

で、

 

このLINEの上場は、どうなの?

買うと儲かりそう?

 

 

と、毎日挨拶する

株トレーダーさんに聞くと、

 

「ちょっと、微妙かな」とのこと。

 

 

LINEは韓国の会社なので、

日本よりもアメリカ市場を

狙っているけれど、

 

でも、

ユーザーはアジアにしかいないので、

買いの材料がない、

 

というのが彼の意見です。

 

 

売りだし価格は、1株2800円。

 

 

果たして、どうなるでしょうか?

 

 

*****

 

 

大学受験の時、数学の先生は、

 

「回答は、読みやすく、分かりやすく、

採点者の気持ちになって書け!」

 

とのたまっていました。

 

 

機能性表示食品の届出も、

 

採点者の気持ちになって書かないと、

なかなかうまくいかないようです。

 

 

採点者(読み手)は、

 

「消費者庁の審査担当者」です。

 

 

 

審査担当の人は、

全くなんの予備知識もなく、

 

あなたの届出資料を

いきなり読むわけです。

 

 

最初に見る担当者が、

 

あなたの商品の関与成分やその機能性に

詳しい専門家であるはずがありません。

 

 

ですから、分かりやすい説明と

資料の作成が必要です。

 

 

一例を上げると、

 

関与成分名と分析結果の

整合性を取らないと、

 

意味不明になるケースがあります。

 

 

「イチョウ葉エキス」なら、

 

「フラボノイド配糖体」と

「テルペンラクトン」が

 

その基本関与成分ですが、

 

 

分析センターの分析結果は、

 

「フラボノイド配糖体」、

「テルペンラクトン」

 

としては、表示されません。

 

 

「フラボノイド配糖体」も

「テルペンラクトン」も

 

複数の成分の集合体なので、

 

計算式にそれら成分の数値を入れないと

最終的な関与成分の量は分かりません。

 

 

分析センターの成績表だけを

様式3に「ぺろん」と添付しても、

 

 

どこにも

「フラボノイド配糖体」

「テルペンラクトン」

とは書かれていないので、

 

 

「関与成分がどれか分かりません」

 

 

という当たり前の不備指摘が来ます。

 

 

相手の立場にたって仕事をすれば

分かることですが、

どうしても抜けてしまいます。

 

 

なぜ、抜けるのか?

 

たぶん、

相談しているコンサルや

医学薬学の先生が、

 

エビデンスとなる臨床試験とSRしか

分らないからです。

 

様式5に記入する

臨床試験とSRの質ばかり

あーだ、こーだと言っていますが、

 

 

それ以外に、届出には、

注意すべき点がたくさんあります。

 

 

見る側の審査官の立場になって、

総合的に書類を作成しないと

ダメだと思います。

 

 

もろもろ、ご相談ください。

rctjapan81@gmail.com

 

 

下記、セミナー、来週です!

よろしくお願いします

 

m(_ _)m

 

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丸の内ソレイユ弁護士事務所

ジョイントセミナー第1回

 

http://maru-soleil.jp/2016/04/15/792.html

 

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機能性表示食品と用途特許、

 改正景表法の課徴金制度について」