機能性表示食品の届出は、
現在、Bナンバーで、96件、
A+Bで、311+96=407件、
何件か撤回もありますが、
400件を超えました。
表面的には、届出は、
スムーズにすすんでいる
ように見えますが、
消費者庁から来る届出不備指摘は、
以前比べ、だんだん厳しいものに
なっています。
今、最近の不備指摘で
一番、衝撃が走っているのは、
製造工場の製品規格書に
「機能関与成分の量を書け」
という不備指摘です。
つまり、
アントシアニンを関与成分に
している場合、
今までは、
ビルベリーエキスの配合量だけ
気にしていればよかったところが、
完成した最終製品でのアントシアニン量を
製造工場が測定し、担保する義務が
生じてきたわけです。
アントシアニンの測定は、
自社ではできないので、
日本食品分析センターなどの
検査機関に依頼することになります。
1検体5~10万円、
2週間ほどかかりますから、
少々厄介です。
工場は、GMP規則を順守していますので、
製造規格書に書いたら、書いたで、
それを順守する義務が生じます。
この不備指摘が、出てきた背景は、
以前のメルマガにも書きましたが、
5/26に発表された
消費者庁が行った
機能性表示食品の買上調査で、
17製品(6成分)を各2個買って、
関与成分を測ったら、
・規定値に達しない、あるいは、過剰か、
・2個のばらつきが大きい
製品が、いくつか出てきたからです。
http://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/other/pdf/kinousei_kentoukai_160526_0002.pdf
この結果受けて、関与成分の品質管理を
販売者ではなく、工場に持たせようと
考えたと推測されます。
今までは、混ぜて、詰めれば良かった
製造加工工場も、もう一段階高い
レベルが要求されているのです。
ご相談は、下記まで。
rctjapan81@gmail.com
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