【機能性表示食品】消費者庁、新長官の意外な経歴/粗悪品が出回るビタミン、ミネラルの恐怖

昨日(9/1)、消費者庁の主催する

 

機能性表示食品の

 

「機能性関与成分の取り扱い等に関する検討会」

 

の傍聴に行ってきました。

 

 

8/2に就任したばかりの新・消費者庁長官の

岡村和美さんも出席。

 

 

これで、消費者庁長官は、

 

 阿南久(ひさ)さん

  ↓

 板東久美子さん

  ↓

 岡村和美さん

 

と3代続けての

女性の長官となりました。

 

 

ちなみに、阿南さんは、

機能性表示食品で売り上げ絶好調の

 

雪印メグミルクの取締役に、

昨年6月から就任しており、

天下りでは?と一悶着ありました。

 

 

新任の岡村長官は、早大卒、

ハーバード・ロースクール修士課程修了。

 

1983年弁護士登録。

1989年に米国ニューヨーク州で弁護士登録し、

 

その後10年間、

モルガン・スタンレー・ジャパン(!)に勤務。

 

その後、

東京地検検事

 ↓

法務省刑事局国際課長

 ↓

東京高検検事

 ↓

最高検検事などを経て、

 

法務省初(!)の女性局長として

「人権擁護局長」になり、

 

今年の8月から消費者庁長官という

 

まるで、出世魚のような

スーパーエリートな方なので、

 

さぞバリバリのビジネスウーマン

を想像していましたが、

とても品のいい方で、意外でした。

 

 

さて、傍聴者含め参加者数

300人以上の大規模な検討会は、

 

 

機能性関与成分になっていない

 

1、糖質、糖類

2、ビタミン、ミネラル

 

などの成分を入れるかどうかで、

一部、白熱した議論が交わされました。

 

 

 

その結果、

 

1、糖質、糖類は、ほぼ全員合意

 

たぶんOKでしょう。

 

 

ですので、希少糖(松谷化学さん)、

パラチノース(三井製糖さん)などは、

お待たせしました!

 

来年度は、届出できそうです。

 

 

一方、

 

2、ビタミン、ミネラルは、

大紛糾しました。

 

 

業界代表の関口洋一委員(日本水産常務)が、

ビタミン、ミネラルを機能性関与成分に

入れるべく、大きく3つの提案をしました。

 

 

1)栄養機能食品の枠組みの中で、

国主導で、新たな機能性を追及すべき。

 

→自分で臨床するのは、お金かかりますからね。

 

 

2)機能性表示食品に

ビタミン、ミネラルが入っている場合、

栄養機能食品の規格にそっていれば、

 

栄養機能食品でOKなヘルスクレームは、

併記できるようにすべき。

 

 

例)グルコサミン→「ひざ関節の動きをスムーズにする」

 

ビタミンA→「夜間の視力の維持を助ける」

  「皮膚や粘膜の健康維持を助ける」

 

 

3)成分のコンビネーションの場合、

たとえば、「グルコサミン+ビタミンA」が、

セットで効果を発揮する場合、

臨床試験などのエビデンスがそろっていれば、

機能性関与成分としてOKとすべき。

 

 

 

これに対し、

消費者代表、アカデミア代表から、

 

「栄養機能食品で十分」

 

「栄養機能食品と機能性表示食品が

混ざってしまい、消費者が混乱する」

 

「そんなことしたら、

メーカーはビタミンやミネラルを

どんどん入れるに決まっている」

(たぶん、そうしますね)

 

 

など猛反発。

 

 

座長の委員まで、

 

「現状の制度維持を前提に考えるべき」

 

という発言をする始末。

 

 

まるで、お役所発言。

 

 

私から見ると、

 

反対意見を述べている人の

現実認識が甘いと感じました。

 

 

 

現状、一番問題なのは、

 

「栄養機能食品」

 

という制度なのです。

 

 

トクホや、機能性表示食品は、

国の審査がかなり厳しいので、

 

事業者が以前にも増して、

有効性、安全性、品質の担保を

がんばってやっていますが、

 

 

ビタミン、ミネラルは、

国が決めた基準の範囲の

量が入っていれば、

 

なんの届出も、審査もなくても

決められたヘルスクレームを言える

という

 

「ゆるい制度」だからです。

 

 

しかも、

本当にその成分が入っているのか?

 

という機能性表示食品で実施されたような

行政の買上調査は行われていませんので、

 

かなりの粗悪品が混ざっている

可能性は否定できません。

 

 

「サプリメントの正体」を書いた

ヘルシーパスの田村社長からすると

 

安い商品は、

添加物メインだったり、

化学合成のビタミンもどきの

不純物が混入していたり、

粗悪品が多いそうです。

 

 

「鉄分たっぷり」とうたうサプリが、

磁石に吸い付く(鉄粉を入れている!)

ものもあるそうです。

 

 

私の意見としては、

 

1、栄養機能食品も買上調査を行い

粗悪品のあぶり出しを徹底的にする。

 

→ひどい商品には、景表法違反を出す。

 

委員の方々が、やっぱり

 

「届出させないとダメだね。」

 

と納得させる。

 

 

2、栄養機能食品も届出制にすべき。

決められたヘルスクレーム以上の

ことを言う場合は、

機能性表示食品の制度を流用するのが、

いいと思います。

 

 

結局、ビタミン、ミネラルは、

意見がまとまらず、持越しとなりました。

 

 

あと、次回最終回は、10/4。

あと1回の検討会で、

この議論がまとまるかどうかは、

不透明です。

 

 

多数決で決定!

 

だけは絶対にやめてくださいませ。

 

岡村長官!

 

 

機能性表示食品の

ご相談は、下記まで。

 

rctjapan81@gmail.com