経営再建をめざすシャープが
面白い新聞広告を出していました。
「プラズマクラスターでの
育毛効果を実証!」
おー、すげー!
と最近、
秋風の寂しさを感じている私は、
ウキウキして、
発表のプレスリリースを
詳しく読みましたが…
うーん?
となりました。
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/161013-a.html
育毛の根拠となっている試験内容は下記です。
・被 験 者:育毛治療を実施している
20~70歳代の男女115名
・評価項目:毛髪本数、頭皮水分蒸散量
・試験期間:約3カ月
・試験方法:同じ位置で毛髪本数を評価するため、
事前に左右1箇所ずつ直径2cmの円状に髪を剃り、
剃った所の中心に入れ墨(すごい!)で印を付けておく。
臨床試験専用イオン発生装置(特殊な装置)を用いて
右側の剃ったヶ所に、
毎日約20分間イオン(濃度約150万個/cm3)を照射。
1カ月に1回、左右に対して育毛治療を実施。
1カ月毎に剃髪部(面積160mm2)の毛髪本数を計測。
すごく大変な試験内容です。
その結果、
イオンを照射した右側は、自然放置の左側に比べ、
3カ月後の「増毛本数」が約2.5倍になった。
(統計学有意差あり)
つまり、プラズマクラスターイオンで、
3か月で、2.5倍、髪の毛が生えた
という内容です。
この結果、どう思いますか?
正直、おしい!
ここまでやるなら、もう一声!
シャープは、以前、
プラズマクラスターイオンの掃除機で、
景表法違反をやらかしていますが、
http://www.caa.go.jp/representation/pdf/121128premiums_1.pdf
この試験の結果をもって、
「育毛効果のある
プラズマクラスター・ドライヤー!」
という広告を出すと、
また、その二の舞いになると思います。
どうして、このままではダメなのか?
それは、
医学臨床の原則に沿ってない、
景表法が求めるエビデンスとは何か、
の2つに問題があるからです。
そんな臨床試験報告書 vs 景表法
の考え方なども、
来年1月開講の
「機能性表示食品 届出者養成講座」では、
お伝えしていこうと思っています。
http://www.rctjapan.org/
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機能性表示食品の届出者養成講座に、
多くのお申込みいただいております。
まだ、迷われている方のために、
説明会を兼ねた
プレセミナーを再度開催いたします。
まだ間に合いますので、
是非、ご参加ください。
<プレセミナー概要>
◆日時:11/28(月) 18:00~20:00
◆会場:東京・神楽坂「理窓会」会議室
新宿区神楽坂2-6-1 PORTA神楽坂7階
◆参加費:事前振り込み 5,400円(税込)
◆内容:
パート1)18:00~19:00(60分)
稲留万希子(薬事法広告研究所 副代表)
「健食イノベーション 機能性表示食品制度とは?」
機能性表示食品制度をよくご存じない方でも、
制度の内容をしっかり理解していただけます。
パート2)19:00~20:00(60分)
持田騎一郎(株式会社RCTジャパン代表)
「機能性表示食品届出者になるには?」
来年スタートする
「機能性表示食品届出者 養成講座」
の概要を紹介します。
これを学ぶことで、独立起業、
年収アップが可能となります。
◆プレセミナーのお申込みは、こちら
https://f.msgs.jp/webapp/form/15139_hkw_65/index.do
プレセミナーに来れない方は、
下記動画をご覧ください。
https://youtu.be/VlHTx1q7qN8
2017年1月スタートの本講座のお申込みは、
下記から
http://www.rctjapan.org/
11月中のお申込みは、25%OFFとなります。
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機能性表示食品の本講座の概要は、
下記となります。
■機能性表示食品 届出者養成講座
■日時:2017年1月~6月(半年、全12回)
リアル講座は、基本(日)の13:30~18:30
WEB講座は、リアル講座のセミナー部分のみを動画配信。
■開催スケジュール
<1月>
1回目(1/15):機能性表示食品の概要と最新情報/ガイドライン解説
2回目(1/29):機能性表示食品と関連法規/ガイドライン解説
<2月>
3回目(2/12):医学論文と医学統計入門/届出済みSR・RCTを読む
4回目(2/26):システマチックレビュー実施手順/届出済みSR・RCTを読む
<3月>
5回目(3/12):食品表示基準/ガイドライン解説
6回目(3/26):工場のGMP、製造所固有記号/ガイドライン解説
<4月> 3月末に新ガイドラインが出るはずなので…
7回目(4/9):関与成分について/新・ガイドライン解説
8回目(4/23):成分分析と安全性について/新・ガイドライン解説
<5月>
9回目(5/14):新商品開発の考え方/新・ガイドライン解説
10回目(5/28):機能性表示食品対応可否調査の方法/新・ガイドライン解説
<6月>
11回目(6/11):補足/ケーススタディ
12回目(6/25):補足/ケーススタディ
リアル講座では、
セミナー3時間+ハンズオン2時間
を考えています。
ハンズオンでは、
実際の届出作業を行います!
また、医学データベースの
検索方法などもお伝えし、
簡易SR調査法を学びます。
受講料の早割があります!
11月中は、25%OFF!
お問い合わせ: toiawase@89ji.com
TEL:03-6228-6894(事務局:DCアーキテクト)
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