健康食品で、
ニッチジャンルなのに、
そこそこ売れる謎の商品に、
「耳鳴り」関連があります。
耳鳴りで困っている人は、
2千万人(人口の1/6!)
もいるそうです。
(どうやって、調べたんだろう?)
耳鳴りは、
加齢によって、起きやすくなるとか、
ストレスで起きやすくなるとか、
いろいろ言われていますが、
私は、小学生の時の方が、
耳鳴りが多かったように思います。
耳鳴り健食では、
「蜂の子」が有名ですが、
本当に効くのか、どうなのか、
エビデンスはありません。
医薬品でも、一応、
耳鳴りの漢方薬はありますが、
本当に効くかどうかは、不明です。
そもそも、
「耳鳴り」が起きてるかどうかは、
本人しかわからず、
起きる回数が多いのか、長いのか、
少くなくなったのか、短くなったのかも、
本人しか分かりません。
耳鳴り健食の
機能性表示食品化の相談も
受けたことがありますが、
一番、やっかいなのが、
客観的な測定基準がないことです。
先日、生理学研究所が
耳鳴り患者の脳波を調べたら、
耳鳴りは、
聴神経の機能低下が一因
だと分かったと発表しました。
測定に使った「脳磁計」が
バカでかくて、びっくり!
↓↓↓
http://www.nips.ac.jp/release/2017/03/post_338.html
発表によると、
耳鳴りが起きている耳は、
音を聞き分ける脳の能力が
低下していることが分かった、
ということです。
鼓膜や三半規管の問題ではなく、
脳の聞き分け機能の低下が、
耳鳴りに関係しているかも?
というのです。
でも、「キーン」と
大きな音が出る理由は
分かっていません。
この発表を参考にすると、
脳の血流を促進する
成分や機器で、
耳鳴りも改善するかも?
と思ったりします。
でも、
「耳鳴り」の機能性表示食品化は
相当道のりが遠そうです。
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