奇妙な世界を描く天才画家
「ダリ」
時計が、ぺろ~んと溶けた
ように描かれる
「記憶の固執」
が好きだったので、
実物をNYで見たことがありますが、
A4くらいの小さい絵で、
・シンガポールのマーライオン
・ベルギーのしょんべん小僧
・高知のはりまや橋
に並ぶ、私的がっかり賞でした。
https://www.ggccaatt.net/dali-the-persistence-of-memory/
ところで、
「私はダリの娘、隠し子よ!」
と名乗り出た女性(61歳)が登場し、
ちょっと物議をかもしています。
その親子関係証明の
DNA鑑定をするため、
ダリの墓をあばいて、
遺体の一部を採集していい!
とマドリードの裁判所が
命令したので、大騒ぎ。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170628/k10011033001000.html
日本では、まず考えられない判断。
墓をあばくんですよ!
墓をあばこうとする自称娘と
いやいや、だめでしょと、
それを阻止しようとする財団とで、
訴訟に発展しそうです。
そもそも、
ダリって土葬されてるんですね!
そこがびっくりです。
遺伝子検査が進むと、
こんなことも起きるんですね!
そういえば、先日、6/25で、
8年目の命日を迎えた
歌手マイケル・ジャクソンの遺体も
エンバーミング(防腐敗処理)されて
どかに保存されているらしいですね。
将来、マイケルのDNA検査
とかも起きるのかも。
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健康食品の社会問題に迫ったり、
迫らなかったりする4コマ漫画
【ロハスなハムスターごるちゃん】
(by ゆきち先生)
第84話は、
「ゴルちゃんの遺伝子検査!」
http://www.rctjapan.org/
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遺伝子ネタが最近、多いので、
もうひとつ。
厚生労働省が、
がんに関連した遺伝子の変異の
一括検査を保険診療で行える
ようにする方針を固めたそうです。
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20170627-OYT1T50073.html
本当なら、すごいニュースですが、
読売しか報道していないので、
「本とかいな?」と思っています。
以下、読売新聞から
「がんは遺伝子の変異によって
増殖などの仕組みが違い効果的な薬も異なる。
肺、膵臓すいぞうなどのがんでは、
特定の遺伝子を調べる検査が
保険適用されている。
一括検査は、次世代シーケンサーと
呼ばれる装置を使い、採取したがん細胞
の遺伝子を網羅的に調べる。
100種類以上の遺伝子を一度に調べ、
その変異を検出することができ、
がんの診断や治療薬の選定がより
効率的に行える。
現状では保険が利かず、
一部医療機関で患者が費用を全額負担する
自由診療として行われている。
費用は40万~100万円程度。」
有名なところでは、2013年5月
女優のアンジェリーナ・ジョリーが、
BRCA(ブラカ)という乳がんを
発症する確立の高い遺伝子変異を
もっていたので、
発がんする前に、乳房を切除した
という衝撃的なニュースがありましたが、
http://jp.wsj.com/articles/SB10001424127887323531704578484053426813728
がんの遺伝子検査が
誰でも安価で受けられるようになると、
アンジェリーナみたいな人が
どんどん出てこないか、
ちょっと心配です。
本人への告知をどうするのか、
かなり微妙な話ですね。
ちなみに、私は、
DeNAさんの遺伝子検査結果では
ホジキンリンパ腫 2.24倍
前立腺がん 1.83倍
だそうですが、
だからといって、
前立腺は切除しないかな…