【薬機法】新宿2丁目で人気のあの成分に、国センが待った!

バストアップ成分として有名な

 

プエラリア・ミリフィカ

 

タイやミャンマーを中心に

採れる植物です。

 

 

今回、

そのプエラリア・ミリフィカに対し、

国民生活センター(通称・国セン)が、

 

ホルモンのバランスが崩れて

健康被害が生じるおそれがあるとして、

 

安易な摂取を控えるよう

注意を呼びかけました。

 

http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20170713_1.html

 

 

プエラリア・ミリフィカには、

女性ホルモンに似た働きを持つ

植物性エストロゲン、イソフラボン

といった成分が含有されています。

 

 

この2つの成分の含有量は

大豆イソフラボンの40倍

ともいわれています。

 

 

プエラリアは、これら成分により

 

美肌、美白、保湿などの

スキンケア効果、

 

更年期障害の緩和、

 

女性の薄毛予防、

 

骨粗しょう症予防、

 

そして、

 

バストアップ効果や、

 

生理不順の改善

 

などの効果があると言われています。

 

 

新宿2丁目のニューハーフ君は、

タイ旅行に行く友達に頼んで、

お土産に買ってきてもらう

ほどの定番商品なのだとか。

 

 

 

国センの発表によると

よせられた苦情の多くは、

 

おう吐や腹痛、

発疹などの症状ですが、

 

不正出血などの症状が出た

という女性からの相談も

あったということです。

 

 

このため、

国センが、プエラリアを原材料に含む

12商品について調べたところ、

 

 

10商品で、

女性ホルモンと同じ

エストロゲン活性が見られ、

 

 

産経の記事によると、

 

ナチュラルプランツ(東京)の

「プエラリア・ハーバルサプリメント」

は特に含有量が多かったとのことです。

 

http://www.sankei.com/life/news/170713/lif1707130042-n1.html

 

 

ナチュラルプランツは、

「ラブ・コスメ」というジャンルを

切り開いた有名な会社です。

 

http://www.lovecosmetic.jp/category/pueraria/

 

 

話、脱線しますが、

 

以前、このナチュラル・プランツの

商品開発の若い女性に会った時に

 

女性に一番売れるジャンルは?

 

と聞いたところ、即座に、

 

 

1、バストアップ

 

2、黒ずみ

 

3、ニオイ

 

4、性交痛

 

 

と答えをもらいました。

 

 

初対面の若い女性から、

いきなり「性交痛」とか言われて、

おじさん、びびりました!

 

 

何ごとも、

その道のプロはすごい!

 

(さらに、続く)

 

*****

 

【休憩】

 

健康食品の社会問題に迫ったり、

迫らなかったりする4コマ漫画

 

【ロハスなハムスターごるちゃん】

 (by ゆきち先生)

 

第85話は、

「ゴルちゃんのバストアップ法」

 

http://www.rctjapan.org/

 

 

*****

 

 

話戻して、

 

水素水のときの国セン発表と違い、

 

効果のある成分は入っているのだが、

 

「副作用があるから、気をつけろ」

 

という発表です。

 

 

注意すべき点は、

 

摂取量、

 

摂取する人の年齢と体調、

 

の2点と思われます。

 

 

大豆イソフラボン系サプリでも、

1日30mg以上の摂取に対し、

注意が呼びかけられていますので、

 

有効成分の多いプエラリアは、

さらに注意が必要です。

 

 

女性ホルモンは、加齢とともに

減少してゆくので、

20歳以下の女性のプエラリア摂取は、

特に注意が必要です。

 

 

できれば、

 

女性ホルモンが減り始める

40歳以上の女性の摂取が

望ましいのでしょうが、

 

40歳以上で、

 

「バストアップ」

 

って言われてもね~

 

(もごもご)

 

 

ニューハーフ君は、きっと、

問題ないんでしょうね。

 

 

 

でも、このニュース、

聞きようによっては、

 

 

国センが、

プエラリアにお墨付きをくれたとも

言えなくもありません。

 

 

・有効成分はしっかり入っている

 

・効きすぎるから過剰摂取するな

 

・若年層の摂取は薦めるな

 

と言っているようにも聞こえます。

 

 

売るな、買うなとは、言っていません。

 

 

薬機法では、

 

・用法用量の告知、

 

・若い人は飲むな、

 

 →ホルモンバランスが崩れるから

  と理由が言えないので

 

などの表示や広告はNGですが、

 

 

今回の発表を受けたら、

それを注意喚起しないわけには

いきませんので、

 

 

今後、プエラリアの広告運用が

どうなるのか注目です。

 

 

機能性表示食品にするのが、

いいようにも思いますが、

 

バストアップは、NG文言だし、

 

しっかりとした安全性の

根拠資料が必要になりそうなので、

 

なかなか受理されないように

思います。

 

 

なので、何もしない業者さん

ばかりになるでしょうね。