【機能性表示食品】脳血流改善、基礎代謝向上、新たな機能性表示登場

さて、

最近の機能性表示食品の届出は、

 

良くも、悪くも

第三ステージに突入してきています。

 

 

ひとつは、いままで、

 

「ダメなのでは?」

 

と思っていた機能性表示が、

受理され始めたことです。

 

 

 

まず、「脳血流の改善」

 

 

関与成分:イチョウ葉の

フラボノイド配糖体とテルペンラクトン

 

 

C32:DHCさん

https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=41611290010103

 

 

C135:森川健康堂さん

https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=41610110100103

 

 

「脳血流を改善し、

脳の認知機能の一部である

記憶力を維持する」

 

をうたってきています。

 

 

脳血流の改善を作用機序に

しているところがミソです。

 

 

富士フイルムさんの

アスタキサンチンの

「抗酸化」と同じ手法です。

 

 

 

DHCさんは、シングルSR。

 

森川さんは、ダブルSR。

 

 

森川さんは、なぜか、

 

日本健康食品・サプリメント情報センター

(jahfic)と常磐植物化学研究所の

2つの出所の違うSRを合体させています。

 

 

DHCさん、森川さんともに、

ある論文を採用することで、

脳血流の改善はうたってきています。

 

 

 

次に、すごい届出は、

 

「基礎代謝の向上」(え?)

 

 

C159:味の素さん

 

関与成分:カプシノイド(唐辛子由来)

 

https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=41605130290105

 

「基礎代謝の向上をサポートする

機能があります。

 

加齢や活動量等の減少により

基礎代謝の低下が気になる方に

お勧めです。」

 

 

作用機序ではなく、

最終アウトカムが、

基礎代謝向上です。

 

 

基礎代謝の向上は、

不必要な健康増進ではない!

 

と、3本の臨床論文を添付し、

まるで、SRのような届出書類!

 

 

執念を感じる論理展開。

 

さすが、味の素さん!

 

 

****

 

 

一方、受ける側の消費者庁の審査も

第三ステージ。

 

一段と厳しさを増しています。

 

 

どうも、2人?ほど、

新しい審査官が登場してきたようで、

不備指摘の内容が変わってきています。

 

 

1)様式5のSRや論文を

 かなり細かく審査する人

 

 

2)エキス導入を見越して、

 関与成分の特定化を

 厳しく審査する人

 

がいるようです。

 

 

1)に起因する

グルコサミンの撤回祭り

 

トクホ以上に厳しい被験者の精査

(病者の定義がかなり厳しい)

 

 

2)に起因する

今まで通っていたが、

急に通らなくなったエキス系成分

 

 

などがあります。

 

 

まさに、

針の穴を通すような厳しさ。

 

 

山は、どんどん高くなってきています。

 

 

でも、

 

Ain't no mountain high enough

 

「高すぎる山なんてない」

 

 

がんばりましょう!

 

届出者養成講座では、

初心者でも可能な登山方法を

伝授しています。

 

https://www.kinoken.org/seminar/