薬事、機能性表示食品
コンサルタントの
持田騎一郎です。
新年あけましておめでとうございます。
今年2018年に注目なのは、
CBDとビットコインです。
CBDの話は、メルマガで再三書いていますが、
詳しく知りたい方は、2/26(月)に、
アンチドーピングとCBDセミナーをしますので、
そちらにご参加ください。
https://www.rctjapan.org/seminar/
さて、ヘルスケアとあまり関係ないですが、
読者の関心度が高いので、
今回は、ビットコインの話題。
（長いです、覚悟して読んでください）
昨年末の 忘年会でも、
「ビットコインってどうよ？」
と必ず出て来た話題です。
今年は、さらに大きく変化
しそうな1年になりそうです。
1年前に比べてビットコインは、
約20倍になっています。
100万円買って、2000万円になったのです。
はっきり言って、バブルです。
バブルは、確実にはじけます。
なぜ、はじけるのか？
それは、法規制をきっかけに始まります。
薬事コンサルをしていると、
法規制によって、市場は大きく広がったり、
しぼんだりしますので、法規制ウォッチの
大切さを感じています。
すでに、利用者の40％が日本人と
言われていますが、法規制により、
今年は、大幅にプレーヤーが減りそうです。
その規制とは、
国税庁によるビットコインへの課税方針です。
国税庁は、12/1にビットコイン所得への
課税に関するQAを発表しました。
https://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/joho-zeikaishaku/shotoku/shinkoku/171127/01.pdf
９月にも、
課税方針は出ていましたが、
QAのような具体例がないと
なかなか理解できません。
（機能性表示食品の届出も
ガイドラインよりも、QAを先に読むように、
お客様にはアドバイスしています）
それを読むと、
これ、かなりやばくないか？
と思ったのは、FXや株のような
分離課税ではなく、
給与所得と合算する総合課税となる
と書かれていることです。
つまり、FXや株は、
いくら儲けても、給与所得と
分離され、20%の税金です。
500万円儲けても、
100万円の税金のみです。
（20％課税でも、FX長者から
転落した人は多かったです）
一方のビットコインは、
売って現金にしたりすると、
利益は通常の所得に合算されます。
（損失は、合算できません）
加えて、
ビットコインで商品を買ったりすると、
それも、一度現金化しているとみなされるようです。
例えば、
1年前に1万円で買ったビットコインは、
今は、20万円くらいの相場。
ビックカメラで、20万円のPCを
ビットコインで買ったら、
19万円が、利益とみなされます。
年収500万円の人が、
ビットコインで500万円儲けたら、
合算1000万円の所得として課税されます。
(以下、細かい控除は無視した概算です。)
給与の500万円だけなら、
所得税20%で、100万円。
住民税10%で、50万円。
税金合計150万円。
350万円が手元残ります。
ビットコインは、
合算金額に課税されるので、
1000万円の所得として計算されます。
所得税は33%なので、330万円。
住民税10%で、100万円。
税金合計440万円。
560万円が手元に残ります。
500万円儲けても、税金で300万円近く
持っていかれるので、
実質200万円しか利益は残りません。
調子に乗って、500万円の車とかを
ビットコインを現金化して
ポーン買うと。
税金の300万円だけが、
後からポーンと来ます。
当然、払えないので、
車を売って、残りをサラ金から
借りる羽目になります。
給与500万円で、
ビットコイン所得9500万円の場合、
合計 1億円。
（こういう隠れ長者、多いみたです）
所得税は、
最高税率の45％で、4500万円。
住民税は10％で、1000万円。
税金合計5500万円。
（株、FXの分離課税なら、
2000万円のみ）
万が一、調子に乗って、
6000万円くらいのマンションを
現金で買ってしまっていた場合。
手持ちの現金は、
生活費1000万円を引くと、
3000万円くらいしか
残っていないでしょうから、
5500-3000=2500万円
2500万円の負債を抱えます。
となると、買ったばかりの
マンションは売るか、
抵当をつけて、借金をする必要があります。
車もマンションも買うなら、
必ず、ローンを組んでおくべきです。
私のＣＩＡ情報？によると、
2月くらいに、一度、
大きな下落がありそうです。
理由は、２つ、
ひとつは、上記の
確定申告で税金を抱えたビットコイン長者
による、慌て売り。
もうひとつは、ビットコインの基本は、
スイカやパスモのようなデポジット金券なので、
買い物をするのが、本来の目的だからです。
株のような企業経営状態と連動する
金融商品ではないからです。
では、年始早々に起きる
ビットコインの売りとは何か？
そこは、内緒ｗ
なので、新規参入するなら、
3～4月頃かと思います。
私も、そのつもり。
でも、丸腰で参入しても、
55％の税金攻撃を受けてしまいます。
どうすればいいかは、
腕利きの税理士を紹介しますので、
お早めに、ご相談ください。
準備に、２ヶ月はかかります。