かつて、レナウンは、
「フレッシュライフ」
という抗菌・消臭効果のある靴下を
販売していましたが、さほど売れず、
1987年、商品名を
「通勤快足」
としたことで、売上を
3億円 → 45億円
15倍と大ヒット!
このあたりから、
コピーライターが人気商売になりました。
もう30年も前の話ですが、
今だに、いい名前だと思います。
そんな抗菌・消臭効果を
薬事法・景表法に抵触しない範囲で、
さりげなく訴求しているからです。
「通勤快足」が、
「99%無臭化」とか、
「99%殺菌」とか、
広告していたら、景表法の
お世話になっていたかもしれません。
「足痩せ」ストッキング
を全面に広告した2つの会社に対し、
昨年末から今年初めにかけて、
景表法違反による措置命令が出ていましたが、
今回は、その罰金にあたる課徴金(3%)の
納付命令が出されました。
1、大阪のSAKLIKIT(サクライキ)
「CC+ DOWN LEGGINGS
(シーシープラス ダウンレギンス)」
に対して、
昨年の12/14に関西の公正取引委員会から
措置命令が出されていました。
http://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/pdf/fair_labeling_171214_0001.pdf
発表された課徴金は、
255万円(平成31年5月7日までに支払い)
→逆算すると、8500万円の売上
まあ、消費税を払ったと考えれば、
たいしたことない金額です。
昨年12月の措置命令で、支払いは来年5月。
ずいぶん、タイムラグがありますね。
http://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/pdf/fair_labeling_181005_0002.pdf
2、渋谷のギミックパターン
「エクスレッグススリマー」
という足やせストッキングと
「エクスグラマー」という
豊胸ブラジャーなど
(そんな都合のいい製品はない!)
に対して、今年の4/11に
東京都から措置命令が出ていました。
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2018/03/26/17.html
当時の社長は、甲斐秀樹さんという
斎藤工に似た、イケメン社長でしたが、
今は、小川三郎さんという社長さんに
交代したようで、
広告も、過激な足やせ効果、豊胸効果はうたわず、
だいぶ、OKレベルになってます。
https://jinguu-market.space/shopping/lp.php?p=exsrd&cats_sid=143.24.90.e57idAp239143803
発表された課徴金は、
なんと、総額8480万円!
(平成31年5月7日までに支払い)
→逆算すると、28億2666万円の売上!
甲斐社長から、引き継いだ、小川社長は、
いきなり、名前が出て、罰金が科されて
踏んだりけったりですね。
今は、薬機法よりも、景表法が厳しい時代。
エビデンス(臨床試験)がない広告は、
非常に危険です。
原料メーカー(上記の場合は、繊維メーカー?)の
持っているエビデンスは、景表法対策としては、
ほぼ不完全なものばかりです。
何百万、何千万円も罰金を払うなら、
200万円からできるSFT臨床試験を
是非、お試しください。