ＣＢＤビジネスに詳しい、高城剛さんが、
こんな衝撃的な発表をしました。
「THC配合のCBDオイルが日本で販売されている！」
この発表のせいななのか、
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勘違い、うっかりが、
大変な事件になるのかも。
高島屋さんが、１４７商品で景表法違反として、
措置命令が出されました。
１４７商品は、史上最多です。
https://news.livedoor.com/article/detail/16614400/
「景表法」をよくご存知でない方に
簡単にご説明すると
「広告に書いてある内容は、本当か？」
を問う法律です。
例えば、
「青汁王子ドリンクで、10kg痩せる！」
と広告して販売した場合は、
「10kg痩せる」合理的根拠を出してください
と消費者庁から言われます。
健康食品の場合の合理的根拠とは、
ヒトの臨床試験結果です。
これが一般的な景表法違反ですが、
今回の高島屋さんのケースは、
少し違っていて、
「原産国表示」違反です。
WEBストアで表示していた「原産国表示」が
本当の原産国と違っていたというもの。
「韓国産の化粧品をフランス製などと
実際とは違う原産地を表示していた」
と報道されていましたので、
最初は、
「あぁ、よくある、韓国、中国隠しだな」
と思って、公表資料の中身を良く見ると、
ちょっと違う感じがします。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/release/2019/pdf/fair_labeling_190613_0001.pdf
確かに、
韓国産なのに、フランスと表示した物は、、
１４７商品中、１８商品
ディオール １７商品
ランコム １商品
ちょっと、悪質っぽく見えますね。
でも、
中国産は、１３商品しかなく、
日本産でも、１３商品。
ほとんどが、
ドイツ、イタリア、フランス産なのです。
一番不思議なは、フランスの代名詞、
シャネルの表示違反は、３１商品で、
本とは、フランス産なのに、
アメリカ産と表示してしまっていたのが、
なんと、２８商品（なんでだ？）
フランス産→イタリア産と表示
１商品
イタリア産→フランス産と表示
１商品
日本産→フランス産と表示
１商品
とバラバラ。意味不明。
意図的な原産国隠しとは見えません。
シャネルと言えば、フランスですから、
わざわざ、アメリカ産とか、イタリア産と
表示するメリットはないはず。
ここからは、私の単なる推理ですが、
たぶん、
単なる「勘違い」なのかなと。
原産国表示のルールでは、
「原産国」とは、
その商品の内容について
実質的な変更をもたらす行為
（実質的変更行為）が行われた国
と定義されています。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/representation_regulation/case_005/
さらに、
実質的変更行為については、
「『商品の原産国に関する不当な表示』の
原産国の定義に関する運用細則」
で規定されています。
と書かれていますが、この細則に、
化粧品のルールは書かれていません。
おーい
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/guideline/pdf/100121premiums_27.pdf
食品のルールを援用したとして、
化粧品の実質的な変更行為とは、
衛生状態を最後にフィックスしたところ、
つまり、瓶詰めしたり、パック詰めしところ、
袋詰め、箱詰めする前までの
加工をしたところと解釈できます。
なのに、
高島屋さんの担当者は、単に、
原産国を「輸入した国」あるいは、
「箱詰めした国」と勘違いしたのかなと。
例えば、こうなります。
香水は、フランスで作って瓶詰め、
それをアメリカで化粧箱詰めした。
この場合は、原産国はフランスです。
アメリカは、加工所です。
「クッション・ファンデーション」を
韓国でつくり、
フランスで化粧箱詰めした場合は、
原産国は、韓国
フランスは、加工所です。
本とのところは、分かりませんが、
たぶん、そこの勘違いなのかなと。
しかし、どうして、
こんな細かな内部事情が
消費者庁が補足できたのでしょうね？
内部にスパイがいたとか、
あるいは、原産国表示に詳しい
ライバル企業がチェックして、
通報したとか。
知らなかったでは、済まされませんが、
かなり難易度の高い景表法違反です。
仮に、コンサルを頼まれても、
原産国までは分からないですから、
対処のしようがありません。
壁になんとか、障子になんとかです。
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